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ここからインターン①
こんにちは❄
ここからです。
今日から3日間だけ、スタッフではなくいつもとは違う人たちがここからの出来事をお知らせします👈
一体どういうことでしょうか?
実は今年の夏頃から、京都文教大学の学生さん2名がインターンシップ生としてここからに来ていました!
月に1〜2回、ここからのスタッフや児童生徒たちと一緒に寝泊まりして過ごしたり、
イベントのお手伝いや企画運営までいろんなことにチャレンジしてきた学生さんたち🏁
そんな学生さんたちが、宿泊体験したときの出来事を中心にここからでのインターンで学んだこと、
そして自身と同じく就職を控えた学生さんたちや、
不登校支援に興味がある人たちに向けて伝えたいと思ったことををまとめてくれました✏
1人目は京都文教大学3回生の山田一心さんです🙅
山田さんはもともと不登校支援に興味があり今回のインターンシップに参加しました🖐
さてどんなことを書いてくれているのでしょうか??
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こんにちは。インターン生として「ここから」にお世話になりました大学3年の山田です。
今回は不登校支援へのボランティアやインターンに興味のある方に向けて実際に体験し感じた雰囲気や新しく学んだことを、
知ってもらえたらなという意図のもと日記にしました。
12月2日~12月4日の約三日間お世話になりました。
【インターン日1日目】
20:15 余呉駅出発
20:30 ここから到着、夜ご飯
余呉駅から車で約15分~20分でここからに着きました。
遅い時間に着いたので職員の方も子ども達も皆さん食事を済ませ、順番に入浴を開始し始めていました。
僕は2日目の流れを先生と話しながら食事を済ませました。
21:50 入浴
23:30 就寝
子ども達は基本10時半に就寝するそうです!
職員の皆さんは特に決まっておらずまちまちで、遅い時間まで起きている日もあれば割と早い時間に寝る日もあるそうです!
【インターン日2日目】
07:00 起床
07:30 朝食準備開始
基本07:30に間に合うよう皆さん起床しキッチンに集合し、皆で朝食準備をします。
先生方や子ども達の皆さんも手際よくテキパキと準備をしておられ驚きました。
これといって決められた役割は無く各々やるべきことを見つけ、連携して準備していました!
08:00 ご飯開始
08:20 ごちそうさま
ここからではじゃんけんで食器を洗う人を2人ほど決められるそうで、この日もじゃんけんで決めました!
毎食全員が食べ終わるのを待ち、全員でごちそうさまをしているのが印象的でした!
09:05 「カフェの部屋」の清掃
通称「カフェの部屋」と呼ばれる場所を子どもたち2人と先生方と清掃しました。
とてもおしゃれな場所で、子ども達は夜の自由時間にこの場所でくつろいだりもしています!
ここ以外にも様々な部屋があります。特に僕は「手芸の部屋」が気になりました!
ここからには手作りにより作られた物がたくさんあります。手芸の部屋も作業部屋の1つだと考えます!
10:00 プリン作り開始!
普通のプリンとカボチャのプリンのどちらかを選び各々作り始めました。
僕は普通のプリンを選びました。そもそも料理をしない僕はまず何をするべきかと困惑している間に、同じくプリンを選んだ子は手際よく準備を開始していました。
なので、彼の動きを真似ながら作っていました!(笑)とても勉強になりました!
食事の準備の時から思っていましたが、子どもたちは普段から自分達で一からご飯準備を行っているためか、とても手際が良いです。また、周りを見る力もすごく何をするべきなのかよく見えているように感じます。
10:40 蒸し開始
11:30 冷蔵庫に保管
とてもいい感じに形作れました!!
↑これはプリン作りの途中で近所の方からここからへいただいた巨大大根を新聞紙で包んでいます!
12:30 昼食
この日は焼きそばでした!
14:00 サイクリング
プリンを冷蔵庫に入れている間、自転車にのりレストラン「心風流」へ行きました!
改めて自然に囲まれた、とてもいい場所にあるなと感じました!
「自然」もここからの大きな魅力の1つです!
14:20 心風流到着
ここで皆で一つ飲み物を頼み休憩しました。
心風流はここからの卒業生達も従業員として働いており、自立した生活を目指しています。
なにより美味しく、メニューやレストランの雰囲気がおしゃれでとても魅力的です!
15:10 帰宅・プリン実食
帰宅し作ったプリンを冷蔵庫から取り出したのですが、みんな本当に上手にできており、味もとても美味しかったです!
16:15 トランプ・ジェンガ
夕食までの間トランプやジェンガをして遊びました!
夕食までの時間しかり、就寝時間までの夜の自由時間しかり、所々に子どもたちの自由時間があります。その間各々やりたいことをやっていました。
そういった時間も大切なものであるように感じます!
トランプとジェンガも強制するものではありませんでした!
17:30 夕食準備
いつもこの時間から準備を始めるみたいです。
先生に話を聞いたところ、前述でも述べている通りやはり「食事」の時間は大事にされていることだそうです。
一緒に準備や食事をしていると直接的な言葉でなくても、何かしらのコミュニケーションが発生します。
現に僕も食器の戻す位置が分からなくて子どもたちに教えてもらいました。
そういった些細で小さなコミュニケーションでも大切になってくるのだと学びました。
食事中も特別会話を振ったり、会話の中に入る必要はなくその食事の場にいること自体を大切にされているそうです!
19:00 片付け
21:20 入浴
21:30
お風呂から上がりキッチンに行くと心風流の仕込みを行っておられました。
心風流のみで使うのではなくここからの食事でも使うかもしれないと言っておられました。
それまでにも、ここからの近所の方が大根等の野菜を届けに来られていました。
それらを見て、ここからや心風流は多くの方々に愛されていることを実感しました。
23:30
外にでると星が綺麗にみることができました!
先ほども述べた通りこういった綺麗な自然や景色を見られるのもここからの素敵な魅力です!
00:00 就寝
【インターン日3日目(最終日)】
07:00 キッチン集合・朝食準備
この日は朝からボウリングに向かうため少し早めに起床し集合しました!
ボウリングに行かないここから組の皆さんも早めに起きてくださいました。
ありがとうございます!
09:45 ボウリング場到着
10:45 ボウリング開始
子どもや先生方、僕達インターン生含め皆で楽しくボウリングができました。
ボウリングに関わらず、お菓子作りやサイクリング、ゲーム等を一緒にすることで、嬉しそうにしたり、悔しそうにしたり、
一生懸命に何かに取り組む子どもたちの意外な一面を見ることができ、新鮮でした!
12:20
お昼は皆でラーメンを食べました!
14:00 帰宅
14:30 ふりかえり・質疑応答
【職員の方に一問一答】
ここで三日間を終えての振り返りや僕が個人的に疑問に思ったことを職員の方に質問し、答えていただきました。
5つ質問させていただきました。
➀ここからに務めることになったきっかけは何ですか?
A.自発的なものではなかったそうです。8年前にここからに僕達と同じようにインターン生として訪れたそうです。
そこから4年後SNSにて連絡があり、職員に空きがでるのでどうかと誘いを受けました。
しかし、当時の職員として働く上での過酷さを知っていたことや、自身に適性があるのか分からず即決できず悩んだそうです。
それでもやろうと決意した決め手は当時お世話になった理事長からのお誘いであり、それを信じてみようと思ったからだそうです。
②子ども達と接するにあたり気をつけていることは何ですか?
A.子ども達1人1人には別の課題があり、それについて100%の正解を教えないようにしているそうです。
ヒントを与えつつ結果自身の力で課題に挑み、答えをみつけたと実感できるように。しかし、答えは急かさず子ども達のペースに合わせます。
選択肢は与えるものの、最終的には自身で選択し挑戦し、ちょっとでも自分で解決できたと実感できることを大事にしているそうです。
③新しくここからに入ってきたばかりの子ども達と接する際に気をつけていることは何ですか?
A.1番は新しく入ってきてくれた子を優先して行動すること。
一緒にいる時間をとにかく増やし、ひとまず先生とその子とのコミュニティを築けるようにしているそうです。
先生がいれば安心できる、大丈夫と思ってもらえるようにするという意図があります。
またそうすることで、別の新しい子が入ってきた時、自分で行動できるようにならなければと促すことも目的としているそうです。
④やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
A.子ども達がいい方向に変化したと感じる時だそうです。
この変化とは「学校に行けるようになった」というそういった変化ではなく、日常にある些細な変化です。
自発的に自身の意思を伝えるようになったり、他の誰かとコミュニケーションをとれた時など、自立するにあたっての大事な工程を達成できた時。
ちょっとでも力になれているのかなと感じた時にやりがいを覚えるそうです!
⑤逆に悩んだり、難しさを感じるのはどんな瞬間ですか?
この質問に関してはまずは僕が予想する難しい瞬間を言わせていただきました。
子ども達に対してどうしても厳しく伝えなければいけない時があると思います。
現にこの3日目でそういった場面を目にしました。僕はそういった時に難しさを感じるのではとおもいました。
どう伝えれば子ども達に分かりやすく伝わるのか、それを考えなければいけません。
先生からの回答は他の場所にいった時、ここからの先生方のように厳しく意見してくれる人はいません。
そう考えた時厳しく伝えるしかない。嫌な感情を向けられたとしても言ってあげたいと感じるそうです。
そして、難しいことであるがどうしたら子ども達に伝えたいことが伝わるのか、筋道を建て言動していくのがこの職であると回答をいただきました。
まとめ
3日間を終え、やはり実際に行かなければ感じ取れない雰囲気や学びが多くありました。
先生方の些細な行動や決まり事には意味がありました。
また、どういった環境に置かれているのかを知るのにも行ってみることが一番です。
しかし、行く前にどういった雰囲気であるのか、普段どういったことをするのかが少しでも伝わればなと思いました!
そして、少しでもここからに興味を持った人や不登校支援に興味がある人はもちろん、少しでも行動することに悩んでいる方に是非ここからに来てほしいと思います。
必ず来てよかったと思える学びや経験ができるので!
最後に、本当に楽しく、ここからでは普段では絶対に味わえない感覚、普段では絶対にできない貴重な経験を体験することができます。
この日記ではお菓子作りやサイクリングを子ども達と行ったこと等を記述しましたが、それ以外にも余呉で開催された「HAGOROMO FESTIVAL」という文化祭にてピザの出店やワークショップを行ったり、長浜市内で行われた「Japan Coffee Festival」にも参加させてもらいコーヒーを販売しました。
それら全てが僕にとって新鮮で貴重な体験でした。不登校支援について以外でも多くの体験ができました。
ここからへ実際に来ればより雰囲気を知ることができます。実際に子ども達と共同生活行うからこそ学べることが多くあります。
職員の方々の行動からも多くを学ぶことができる上、質問もしやすく疑問に思うことを解消できると思います!
約半年間インターンを行い、本当にお世話になりました!ありがとうございました!
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いかがでしたでしょうか?
時間毎にどんな出来事があったのかが、非常にわかりやすいですね♪
スタッフや児童生徒が普段どういうふうに過ごしているのか?
いつものブログとはまた違った角度でお伝えできたのはないでしょうか。
一問一答のところは興味深いですね🤔
それぞれよく練られた質問だと思いますし、
答えるスタッフ側も大事なことなのでどういう風に伝えるべきか
大変あたまを悩ませました💦
山田さんの言う通り、ここからの雰囲気は実際に来て体験してみないと、わからない部分が多いと思います。
でもここからを知らなかった山田さんが、短い期間ですがここからの中にいて見聞きしたことを、
彼なりの目線で書いてくれたことで伝わったことも多いにありました。
インターンに来てくれて本当にありがとう!また遊びに来てください!